日台フォーラム:日台米の協力で中国の民主化へ
【大紀元日本3月2日】アジア太平洋フォーラム主催の「第11回日台フォーラム」が2月23日、東京都内で開催され、「日本と台湾の安全保障─日米同盟と台中関係」というテーマで討論が行われた。台湾の張榮豊・中華経済研究院副院長は、日台米の三カ国は中国の民主化に向けて協力すべきであると主張した。
張榮豊氏によると、中共の台湾に対しての働きかけは昨年、大いに進んだが、台湾政府は戦略上で一連の過ちを犯した。中共が三月人民大会で「反分裂国家法」を採択した以上、台湾当局は昨年2月24日に両岸関係(内政ではなく)をテーマとする「扁宋会」(陳水扁・宋楚瑜会談)を開いたことで、台湾と中国両方の民主と専制の境界線のあいまいさをもたらした。世界中で、中共の「反分裂国家法」が非難される最中、国民党と親民党の両党首は相次いで中国を訪問することで、被害者は加害者の言論を繰り返す感じがした。それに与党の民進党はこの訪問に対して、彼らの真意を明らかにせず、時には祝福の言葉を送ったり、時には非難したりしている。
さらに荒唐無稽なことに、去年3月26日、民進党の呼びかけに応じ、台北で行われた中共の「反分裂国家法」に抗議する百万人のパレードにおいて、台湾独立運動の大物とされた許文龍氏は、引退宣言で中共の「反分裂国家法」の採択されたことで自分が落ち着いたと発言した。これは明らかに中共の操ることによるものである。民進党は中共の操作に対して何の対策もなかった。
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