カナダ民間団体、中共メディアの放送に強く反対
【大紀元日本3月25日】中共の九つの放送チャンネルがカナダ国内での放送許可を申請している。これに反対する多くのカナダ民間団体は、中共政権の目的は、中共の理念と意識形態をカナダ社会に浸透させるためと指摘、中共メディアの放送に反対する運動を起こしている。カナダの主流メディアも中共の行動を疑問視し、「カナダ社会への共産党文化の宣伝」などとして否定的な意見を寄せている。一方、放送権を審査するCRTC (カナダ無線テレビと通信委員会)は、今年1月に民間調査を行っており、5月までに結論を下す見通し。
RFA (ラジオ自由アジア)の報道によると、法輪功友の会や、トロントの中華会館、駐トロントのチベット青年大会、駐カナダのウィグル族人協会、民主中国陣線駐カナダ支部など、28の団体から構成される「反中共浸透連盟(下略、連盟)」は、21日中共メディアの放送許可の申請業務を代理するケーブルテレビ「ロジャース」の本部の前で、抗議活動を行ったという。
聯盟の主席・謝愛鈴氏は「九つの放送チャンネルは中共政権の喉と政治宣伝道具であり、カナダの民主社会における言論と報道の自由は完全に衝突する。中共政権がカナダにもたらそうとしているのは、彼らが称している文化交流ではなく、共産主義とその暴力と独裁理論の宣伝である」と指摘し、「中共メディアは、重大な事件について、一貫として事実を隠蔽歪曲し、不誠実な報道を続けてきた。それだけに留まらず、憎しみを煽ぐ「重責」も背負っている。CRTCはこれらの中共メディアの番組を全面に監視、管理することは不可能だ」と述べた。
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