専門家:東シナ海ガス田開発、難航する問題を分析
【大紀元日本5月19日】「米華民主正義論壇」は14日、国際法および海洋法の専門家・傳琨成(チュアン・クンジョン)博士を招き、ニューヨーク・フラッシング地区のアジア環太平洋事務研究センターにて、「日中東シナ海の石油、天然ガス争奪戦」について講演を行った。東シナ海ガス田共同開発をめぐる第5回日中局長級協議がじきに行われるため、今回の講演は多くの民衆の強い関心が寄せられ、会場が満員だった。
傅氏はまず、スライドで東シナ海ガス田の地理などを紹介し、法律および自然科学における確実な定義を説明した。定義は200海里以内の排他的経済水域、日中境界線は沖縄の海域に入るかどうか、海洋法公約などを含めた。
東シナ海は豊富な石油・天然ガス資源を有し、漁業資源および海底文化遺産があり、日中双方は長年にわたる東シナ海開発問題において、激しい争いがあったという。同氏は、東シナ海の排他的経済水域の境界線の位置付けと関係し、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の主権問題と関係しているとの見解を示した。
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