【モンゴル「草点」便り】ホーミー「喉(のど)歌」の癒し
【大紀元日本8月10日】日本の故里演歌や民謡のこぶしは喉を震わせ唸らせ、その土地の原郷のおおらかな叙情を山河はるか彼方へと伝えます。モンゴル国の西北部の山岳地帯で発祥したといわれる喉歌は、その独特の発声方法によって驚異の歌唱法といわれるに相応しい唸りを、草原の天地に轟(とどろ)かすものです。
喉歌は高い声と低い声を同時に喉の祠(ほこら)から、口蓋全体に反響(エコー:こだま)させて、舌頭旋転の渦先から重層的な声を迸(ほとばし)らせるのです。さらに上達すると中間音を明瞭に走らせて、三重(高・中・低)の音域の同時発声を自在に奏でるようになります。キラキラした癒しの微風が喉元のほこら(グロッタ:洞窟)で虹色に響鳴し、体の深層部から心身の原風景が立ち上がってくるのをいつしか覚えるのです。
日本では「のど」について、喉笛を掻き切ると言うように・・・喉笛とも呼び習わしてきました。ホーミーの高音部の声をモンゴルの言葉でも「笛」と呼んでいます。モンゴルの山岳地帯の人々は、最高度に澄み切った笛の音を肉声によって表出することのできる不思議な歌唱法を編み出したのです。喉をテクニカルに笛のように扱って重層的な声を出す歌唱法が、ホーミーだとも言えるでしょう。
関連記事
玉ねぎは生がいい?加熱がいい? 栄養を生かす食べ方、紫玉ねぎと白玉ねぎの違い、胃腸にやさしい調理法を紹介します
「膝の痛みなら手術」と考えている人は要注意です。10年間の研究で、よく行われる半月板手術が痛みや機能を改善せず、むしろ変形性膝関節症の進行と関連する可能性が判明。手術を急ぐ前に知っておきたい意外な事実とは?
目を酷使する毎日だからこそ、休ませ方が大切です。温湿布、目の運動、食事まで、目を整える実践ケアを紹介します
ステーキより安いレバーに、実は豊富な鉄分やビタミンが。捨てていた部位を見直すと、食費にも体にもやさしい食べ方が見えてきます
夏の肌は、紫外線と冷房で思った以上に乾きがち。メロンやスイカなど、食べて潤す5つの瓜類を紹介します