台湾国防省報告書:中共、台湾を向け784発のミサイルを配置
【大紀元日本9月1日】台湾国防省は新たにまとめた国防報告書の中で、中国共産党(中共)の人民解放軍は2005年末までに台湾を向けて784発の「東風」シリーズ短距離ミサイルを配置し、また毎年75~100発のベースで増加していると指摘した。同報告書によると、多くの短距離ミサイルは南京及び広州軍事基地に集中しており、改良型のミサイルも一定の数で毎年増加しているという。
8月29日に公布された『民国95年国防報告書』では、中共は空母や上陸攻撃などの反撃にたいしてミサイル及び巡航ミサイルなどを積極的に研究利用し、また近年ロシア製スホーイ型高性能戦動機、空中早期警戒機(AEW)、大型運送機、K級潜水艦、追撃艦などを含めた先進武器装備及び技術を導入し、各型の巡航誘導ミサイルを改良してきた。その為、台湾海峡における軍事情勢のバランスは中共に傾いているとの現象が顕れた、と示唆された。
中共人民解放軍による台湾攻撃の軍事配備について、台湾国防省は、空中兵力において中共は防空兵及び各種の戦闘機を総合させ戦闘にあたると分析し、そのうち全動機3400機、偵察機90機、輸送機300機、輸送機のうち戦闘支援に当たる大型運送機は10機あると見なしている。
関連記事
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日 […]
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
米上院外交委員会は14日、台湾への関与を強化する「台湾政策法案」(Taiwan Policy Act)を賛成1 […]
台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)創業者の曹興誠(ロバート・ツァオ)氏(75)は1日、台湾軍と連携して活動で […]
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会は16日、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問や中国軍の軍事演習などに関 […]