ロシア・ロフネスチ社、中国石油天然ガス公司と合弁、中国国内に石油プラント建設

【大紀元日本11月15日】ロシア・ロフネスチ社はこのほど、中国石油天然ガス公司と合弁会社を立ち上げ、中国国内に年産1000万トンの石油プラントとガソリンスタンド300カ所を設営することで合意した。ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

UPI消息によると、ロフネスチ社CEO・セルゲイ・ボグダンチコフ氏は10日、北京で記者会見を行い、「ロフネスチと中国石油天然ガス公司とで立ち上げる合弁会社を中ロ東方石化公司と名付け、精製から販売までを手掛ける。石油プラントの能力規模は1000万トンを下回ることはなく、ガソリンスタンドを少なくとも300カ所設営し、会社が扱う業務量は3年から5年の間に原油1000万トンになるだろう」と今後の見通しを述べた。この外、ロフネスチと中国石油天然ガス公司とは、投資と貿易面でも既に合意しており、サハリンと大陸をパイプラインで結ぶことがこれに含まれている。9日、中国を訪問中のロシアのフラトコフ首相は、中国石油天然ガス公司との合弁事業合意書に署名した。

カナダ・ラバル(Laval)大学国際商業学教授の蘇展氏によると、今回の合弁事業では、中国側は株式の49%、ロシア側は51%を保有、主要な経営権はロシア側が掌握して事業を展開する。10日の発表では、ロシア側は中国側との合弁事業について原則を述べたが、ロシアは中国の石油市場に魅力を感じており、中国の天然ガスとその加工品での小売市場に参入しようとしているという。

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