豪州主要病院、中国外科医研修と臓器移植の共同研究禁止

中国国内の病院で生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出する疑いが濃厚のため、豪州クイーンズランド州の2つの臓器移植する主要病院は、中国の外科医の研修を受け入れないこと、中国との臓器移植の共同研究の禁止を宣言した。豪州ニュースのサイト(news.com.au)が12月5日に報じた。

豪州のスティーブン・ロバートソン(Stephen Robertson )厚生相もこのことを公表し、プリンス・チャールズ(Prince Charles )病院とプリンセス・アレクサンドラ(Princess Alexandra )病院は、中国の外科医に臓器移植の研修を受けさせない具体的な政策を制定したと明らかにした。また、ロバートソン厚生相によると、この二つの病院は、中国との人体臓器移植に関する共同研究も禁止したという。

2006年7月、カナダの国際人権弁護士デービット・マタス氏とカナダ政府元高官デービット・キルガー氏は、中国での臓器狩りの告発に関する独立調査を行い、調査報告書を公表した。その中で、「中国共産党は毎年、約1万人の生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出し、移植目的に売買しているとの調査結果に至った。

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