中南海の暗闘:中共党中央の故・薄一波氏に対する「死後評価」

【大紀元日本1月25日】強硬派で知られる中共の古参幹部、薄一波(享年99)氏が15日、北京市内の病院で亡くなった。大陸メディアは、党中央の薄氏に対する「死後評価」をこぞって掲載、「薄一波氏は、中国共産党の優秀党員にして、偉大な共産主義戦士、傑出した無産階級の革命家にして、経済プロジェクトの卓越した指導者だ」としているが、これら評価の背後には何かがありそうだ。アジア時報の方徳豪記者が記した。

薄一波氏は、1949年以前は、軍で傑出した役割を演じた。薄一波氏は、1928年当時、中共北方局軍委秘書長を任務し、1939年には八路軍第129師序列決死第一縦隊司令員兼政委、1941年8月には太岳縦隊兼太岳軍区政委、1945年の抗日戦争勝利後、中共晉北冀魯豫軍区副政委に就任、1948年以降は、中共華北軍区政委、平津衛戌区政委、綏遠軍区政委を兼任していた。しかし、党中央の薄一波氏に対する評価は、軍での功績によるものではなかった。

2002年5月に逝去した中共元老、薄一波氏と同様に副総理級であった故・習仲勲氏は、1949年後は、広東省・省長及び広州軍区第一政委を兼任した以外、基本的にはその他の軍務には就いていなかった。しかしながら、中共中央の習氏に対する評価は、「我党、我軍の卓越した政治手腕をもった指導者」また特別な讃辞として「陵甘辺区革命の中核として、主要な創建者かつ指導者の一人」であった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の不動産富豪、潘石屹氏が私的な会食で、任志強の拘束や習近平を批判する書簡について語る動画が流出した。書簡は11人に送られ、その後複数人が拘束されたという
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
中国の土地譲渡収入は2026年1~8月に前年同期比28.6%減少した。地方政府の財政や債務返済への影響が懸念され、「土地財政」が歴史的使命を終える可能性を指摘している
アリババは宅配大手ZTOエクスプレス株を約5億ドルで売却した。過去2年間の資産売却額は200億元を超え、非中核事業を縮小しながらAIとクラウドへの投資を加速している
2026年の最初の8か月間に、中国の「一帯一路」参加国への非金融分野の直接投資は前年同期比11.3%減少し、中国全体の海外非金融分野の直接投資も14.4%減少した。