北京五輪ボイコットの「国境なき記者団」訪中、監禁記者の釈放とネット規制撤廃を要求
【大紀元日本1月29日】北京五輪に対してボイコット活動をしている国際メディアワッチドッグ「国境なき記者団」(本部・パリ)はこのほど、初めて中国政府の招待を受け、中国を訪問して対話を行った。同組織は中国訪問中、当局に監禁されている記者など80人の名前リストを提出し釈放を求めたほか、彼らの処遇を確認するために、刑務所や強制労働収容所を訪問することを求めた。また、中国当局のインターネットに対する規制を北京五輪前に撤廃するよう要求した。
北京から帰国した同組織のアジア支局責任者ヴィンセント・ブロセル(Vincent Brossels)氏は記者の取材に対して、「中国政府がこれらの条件を受け入れるのではあれば、我々は北京オリンピックをボイコットするための反対活動をいったん中止する」と述べ、中国政府が約束を守らない場合、再び反対運動を再開するとの構えを示した。
ブロセル氏は、「我々は監禁されている80人の名簿を中国当局に提出し、彼らの釈放を求めた。また、監禁施設に行き、彼らと面会することをも要求した。そのほかに、中国政府と頻繁かつ真剣に対話することを提案し、オリンピックを前にインターネット封鎖を解除するよう求めた」と明らかにした。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。