中国経済繁栄の背後に出稼ぎ労働者の苦難=英紙ガーディアン

【大紀元日本3月6日】アムネスティ・インターナショナルの報告は、中国の目を見張る経済成長は、1億5千万人とされる出稼ぎ労働者の悪劣な業務、生活条件を代償にして得られたものであるとし、政府に対し、こうした都市の最下層の民衆に何らかの措置を施すよう求めている。英紙「ザ・ガーディアン」がこのほど伝えた。

この、差別、人権に関する指摘は、北京(政府)にとって敏感な時期に行われている。なぜなら、北京は、来年のオリンピックのために自己の国際的イメージを改善しようとしているからである。当局は、既に外国メディアに対する規制を緩和し、全人大において労働改造制度の廃止について議論する準備をしている。

しかし、アムネスティ・インターナショナルが3月1日に発表した報告は、他の被害者に焦点を当てており、法律的地位が不安定であるために雇用主、警察及び地方官員に利用・搾取されることから、大量の民衆が、中国経済社会の成果を享受できていないことを指摘している。

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