米国:ペット・フードで犬猫大量死、中国由来輸入原料から有毒成分検出
【大紀元日本3月27日】米国ニューヨーク州政府関係者は23日、カナダMenu Foods社のペット・フードを摂取した犬と猫少なくとも計16匹が死亡したと発表した。同社のペット・フードにはネズミ退治用のアミノプテリン(aminopterin)成分が含まれており、この成分を含む原料は中国より輸入された小麦タンパク質から検出されたことを明らかにした。
ニューヨーク州食品実験室および動物健康診断センターが、Menu Foods社から提供された3つの猫用ペット・フードのサンプルに対して、検査を行った結果、そのうちの2つのサンプルから、高含量のアミノプテリン成分が検出された。動物健康診断センターのブルース・エイキー(Bruce Akey)主任は、同成分は悪性細胞の成長を阻止し、免疫系統を制御することができるとし、抗がん剤として使用されると説明した。また、未だに多くの国がこの物質をネズミ退治の薬として使用しているが、米国では禁止されているという。今回の製品サンプルから、検出された40ppm(百万分の40)は高含量とされ、犬と猫の腎臓を傷めると言う。
Menu Foods社は3月16日より、6000万本の缶製品とアルミ包装製品のペット・フードを含む製品回収を行った。同社は23日、製品回収の項目範囲を拡大し、生産された95種類のペット・フードのすべてを回収することを発表した。
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