【大紀元日本4月17日】「皮膚病学アーカイブス(Archives of Darmatology)」の研究報告によると、喫煙は全身の皮膚の老化を早めるという。BBCが先月21日伝えた。
喫煙が顔の皮膚の老化を早めることはこれまでの研究で指摘されてきたが、顔面は紫外線を含む太陽の光にも曝されるため、その結論に懐疑的な声もあった。今回、研究者は被験者の顔面ではなく、太陽が当たらない「上腕の内側」を撮影し、喫煙による皮膚への影響を観測することに成功した。
ミシガン大学ヨランダ・ヘルフレク (Yolanda Helfrich)博士らは、22歳から91歳までの喫煙者と非喫煙者80人を対象に研究を行った。その結果、喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど、より上腕の皮膚に老化が見られたという。特に65歳以上の喫煙者は皮膚の老化が早く、非喫煙者との差が際立ったという。
ヘルフレク博士は、「この研究により、喫煙が皮膚に多大な影響を与えていることを証明できた」と述べ、喫煙がどのように皮膚を損傷しているか、更に研究が必要であると語った。
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