中国では、女性のがんによる死亡原因で肺がんが最も多くなっている。複数の中国メディアが報じた。
従来、肺がんは「喫煙する男性に多い病気」と考えられてきた。しかし現在は、主に受動喫煙や生活環境の影響により、喫煙しない女性の患者が目立つようになっているのだという。
大きな要因とされるのが受動喫煙だ。中国では、たばこを吸わない女性の約7割が他人の煙にさらされており、女性の肺がん患者の約4分の1がこれに関係している。
さらに、室内に残ったたばこの有害物質を吸い続ける影響も指摘。もう1つの要因が、調理中の煙である。強火で炒めたり揚げたりする際に発生する煙には発がん性物質が含まれており、換気が不十分な環境では肺への負担が蓄積する。
加えて、肺がんは若い世代にも広がりつつある。16年間の調査では、45歳未満の患者の割合が2006年の6.2%から2021年には15.4%に増加した。特に若い女性では増加が顕著で、同じ期間に3.4%から19.2%へと大きく伸び、同年代の男性を大きく上回った。
専門家は「喫煙しないから安心とは言えない」として、受動喫煙を避けることや生活環境の改善、定期的な検診の重要性を呼びかけている。
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