中国外交部、チベット取材した外国人記者2人を尋問

【大紀元日本5月29日】国境なき記者団(本部、パリ、Reporters Without Borders、略称RWB))は5月25日、声明を発表、中国外交部がチベットを報道した二人の外国人記者を呼び出して警告したのを非難し、北京オリンピック組織委員会の劉淇・委員長に対し、経緯の説明を求めた。

国境なき記者団の報道によると、先週、中国外交部情報センターの張立中(音読み)主管は、ドイツのフランクフルター・ルントシャウ紙(Frankfurter Rundschau)の駐中国記者マース氏と米国のマクラチー紙(McClatchy)の駐中国記者ジョンソン氏を呼び出し、今年4月のチベットでの取材について尋問した。

張主管は、マース記者によるチベットの報道は間違っているとし、新聞記者の職業基準を違反し、事実を歪曲したため、問題は深刻と警告、この「錯誤」を訂正することを要求した。また、張・主管はマース記者に対し、外国メディアへの新しい規定によれば、彼にはチベットに行く権利があるが、依然、ラサ市政府の許可を得なくてはならないと説明した。

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