中国副主席・曾慶紅が「7・1」香港訪問をキャンセルした理由

【大紀元日本7月7日】香港返還10周年を祝う式典は中国共産党(中共)にとって十七大(第17回全国代表大会)の開催前の大イベントであるため、政府関係者たちは様々な方面において周到な準備を行い、特に人事の配置や来賓を迎えるにあたり、これまでよりも高い格式が設けられた。このような極めて重要なイベントに中国共産党上層指導者として香港及びマカオ情勢を直接担当する曾慶紅が香港に現れなかったこと、また同時に、胡錦涛・主席の訪港中に、歴史上規模の最も大きいな集団強制送還事件が発生し、国際社会の注目を浴びたことに、中国の政局動向に詳しい専門家や研究者らは注目している。

直前に香港訪問を取りやめた曾・副主席

中南海(北京政府)上層からの情報によれば、政治局の香港情勢を担当する常任委員として曾慶紅・副主席は、香港返還10周年の重要性を示すために、当初は胡錦涛・主席と同行し香港を訪問する予定だったが、その後、直前に突然香港への訪問を取り消した。

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