東京下町の風景「浅草寺ほおずき市」

【大紀元日本7月9日】東京台東区の浅草寺境内で9日、江戸時代から続く「ほおずき市」が始まり、都会のヒートアイランド現象で悩む都民の一抹の涼となった。夕方ともなれば、外国人観光客だけでなく、仕事帰りのサラリーマンなども境内に訪れ、オキャンで威勢のいい「ほおずき娘」を見て、下町特有の夏の風物詩を楽しんでいた。

浅草寺の観音様に由来する縁日が10日ということから、これに参ると4万6000日の功徳に相当するという民間信仰が広まり、特に江戸時代以降、10日の浅草寺参りが盛んになった。江戸のほおずき市自体は、約200年前の明和年中が起源とみられ、山東京伝の「蜘蛛の糸巻」によると、愛宕権現に青ほおずき市が立ったのが始まりだという。

浅草寺のほおずき市は明日10日まで開かれ、地元の台東区立浅草文化観光センターによると、二日間で約30万人の観光客を見込んでいるという。

オキャンで威勢のいい「ほおずき娘」(大紀元)

関連記事
人生のどん底で出会った一冊の本が、心と体に奇跡をもたらした──書道家や太極拳指導者、そして46年の病を抱えた女性。それぞれが法輪功に出会い、人生が一変した体験とは?
夜中に突然、ふくらはぎが激痛…その原因と対処法、そして予防に効く10の食材とは?中医学の知見を交えて、こむら返りの根本対策を紹介!
春に桜餅を食べるのは、実は理にかなっていた?小豆・もち米・桜の葉がやさしく体をととのえる理由とは──春の不調に寄り添う、薬膳和菓子の知恵を紹介。
話せなかった息子が会話を始めた──注目の天然成分“スルフォラファン”が、自閉症児に見せた劇的な変化とは?
「ただの風邪」と油断していませんか?芸能人の突然死で注目を集めるインフルエンザの脅威。高リスク層が今すぐ知るべき予防の鍵とは?