沱江大橋崩落事故=原因は依然不明、死者は64人に
【大紀元日本8月21日】中国湖南省湘西自治州鳳凰県の鳳大公路で8月13日に発生した、完成直前の沱江大橋の崩落事故について、現地政府は8月18日、現場の行方不明者の捜索を打ち切ると発表した。これまでに64人の死体が発見され、22人が負傷した。事故原因は依然判明していない。
現場作業員の人員管理はずさんであり、出勤者名簿がない上、未登録の短期労働者も多いため、実際の死亡者数はもっと多いとの見方もあり、現場の瓦礫を全部撤去した後ではじめて確定できるという。
この橋は全長268m、幅約13m、高さは42m。橋の建設工事は終了したため、足場などの撤去作業が行われていた最中に、橋が倒壊した。工事品質に関する一次鑑定はすでに行われ、全く問題なしとされて、8月末に通行開始の予定だった。事故現場はまるで廃墟であり、現場目撃者の証言によると、倒壊現場のガレキに、鉄筋がまったく見当たらないという。
中国国家安全生産監督管理局の局長・李毅中氏は、「事故が発生する前に、橋に重大な安全問題があると言われて、関連企業と監督責任者は安全検査に怠って、問題が発見できなかったし、適切な措置も講じなかったため、今回の大事故を招いた」と指摘したが、具体的な事故原因について、説明はなかった。
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