欧州議会副議長、北京五輪は「虐殺オリンピック」=香港
【大紀元日本9月12日】 欧州議会のマクミラン-スコット副議長は9月9日、香港での記者会見で、中国当局の法輪功学習者に対する弾圧がジェノサイドに当たるとし、2008年の北京五輪が「虐殺のオリンピック」になりかねないと懸念し、北京五輪に反対する意向を示した。また、スコット副議長はブッシュ大統領に対し、北京五輪開幕式に出席しないよう呼びかけ、欧州連合に対し、北京五輪への不参加を議論するよう提案した。
スコット副議長は、昨年5月に中国の人権問題を調査する目的で北京を訪問した際、かつて監禁されていた2人の法輪功学習者と面会した。面会後、2人は再び逮捕・監禁されたという。同副議長は、「2人は甘粛省第3監獄で残酷な拷問を受け、独房で強制洗脳を受けている。毎日、4、5人の犯人が彼らを見張り、虐待している。我々は救援ルートを探っている」と説明した。
同副議長は、中国国内で行われている法輪功学習者に対する弾圧はジェノサイドに当たると指摘し、「いまの中国では、中国人を対象とするジェノサイドが行われている。被害者は法輪功学習者である。国連人権委の特別調査官は拷問に関する報告書で、中国で監禁・拷問されている人のうち、3分の2は法輪功学習者であると指摘している…法輪功学習者の弁護を引き受けた国内の人権派弁護士・高智晟氏と電話会談する際に、彼は、約25万人の法輪功学習者が監禁されていると話した」と指摘した。
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