運動会シーズンたけなわ
【大紀元日本10月4日】10月に入り日本列島はまさに運動会シーズンたけなわです。スポーツの秋、全国各地の学校、会社、町内会などが、この時期に運動会を開催します。誰でも経験している運動会ですが、とりわけ小学校で経験した六年間の運動会は本人もさることながら家族にとっても忘れ難いものです。家族にとって毎年開かれる運動会は子供の成長を知る絶好の機会でもありました。
運動会と言えばその花形はリレー、そして玉入れ、綱引き・・・などで、家族の声援を受けて頑張って走ったこと、紅い玉、白い玉をそれぞれのかごに向かって投げ、かごに入った玉を「ひとつ、ふたつ」と声に出して空に投げられたのを目で追いながら、自分もドキドキしながら数えたこと、運動場のシートの上で皆と一緒にお弁当を広げおかずを交換し合い、青いみかんや栗などを食べたこと、初めてかけっこで一等賞になったことなどの思い出をみなさんも持っていらっしゃいませんか?
しかし最近では個人の一等賞はなく、学年全体が紅組、白組に分かれ点数を競い合う形式に変わっていて、最後に優勝と準優勝で表彰するので勝ち負けはありません。また都会では運動会を見物するにも入校許可証が必要で、誰でも自由に出入りできないことに驚きました。それでも生徒達の応援合戦の声、リズミカルな音楽、地域の人たちの声援が運動場一杯に鳴り響き、溢れるエネルギーを感じました。
(文・生熊活宏)
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