人権弁護士・李和平事件:中国知識人ら連名公開状、「国家機構の暴力団化」と非難

【大紀元日本10月13日】中国国内の弁護士と知識人百人あまりは10月9日、李和平・弁護士が違法監禁・拷問などを受けたことについて、中国国務院など公開状を呈し、首謀者の捜査を求め、人権活動家への違法監禁・暴行の制止を訴え、国家機構の暴力団化を抑制するよう要求した。

李和平・弁護士は長年来、低層社会の弱者のために多くの訴訟の代理を務めてきた。9月29日午後、正体不明の暴徒たちが自宅で同氏の頭部に布袋を被せ、拉致した。ある場所に連れて行かれた同氏は6時間にわたりリンチを受け、その間、「北京から出て行け」「余計な首を突っ込むな」と脅迫された。その後、同氏は北京郊外に放置された。携帯電話のカードや、パソコンのハードディスク、案件の資料などは盗られてしまい、ノートパソコンはリカバリーされた。本人はBBC中国語ネットの取材を受け、今回の暴力案件は、自分が受理した法輪功修煉者の訴訟などの『政治的敏感な案件』と関連があると語った。

公開状の発起人は、エイズ感染者を支援する活動家・胡佳氏や、署名した数人の弁護士は取材を受け、以下のように語った。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。