中華料理製造ロボット、180種類の調理可能=広東省

【大紀元日本10月23日】中国紙「南方都市報」によると、広東省の深セン市でこのほど、「第9回中国国際高新技術成果交易会」(ハイテク新製品の展示会)が開かれ、180種類の中華料理調理できるというロボットが展示され、注目を集めた。

「深セン繁興科技公司」が開発したこの調理ロボットは去年すでに誕生したという。世界初で、一年間の改善を終えて、ロボットの外観と調理の腕前はアップしたという。

このロボットの調理できる中華料理は180品。そのメニューは各流派を代表する一流料理人が開発した。中国料理協会の副会長や、山東料理(さんとうりょうり)の高炳義氏、四川料理の史正良氏など各流派の一流料理人22人が、山東、揚州、広東、四川、安徽、浙江、福建などの各地の料理をメニューに取り入れたという。

報道は「深セン繁興科技公司」の執行理事・趙惟氏の発言を引用、同会社が試験を行い、一流料理人とロボットが調理した同じ料理を、国家一級免許を持つプロの審判らが判別できなかったと報じた。

また、趙惟氏によると、ロボットが作った料理は8元(約130円)まで値下げできる。ロボットを導入すれば、外食の費用は上がるはずがない、長い目でみれば、下げる可能性すらある。大量生産によりコストが削減できるからだという。

同氏は、今回の展示会が終了後、このロボットの市場での試験が始まる、早ければ来年3月に販売開始。将来的には、家庭用のミニ型をも製造する。初期では、年間500台の生産量を見込み、販売価格は30万元(約450万円)、家庭用ミニ型は約5万元(約75万円)。

(翻訳・叶子)

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