【ニューヨーク通信】「マンハッタン下町」のハロウィーン・パレード間近

【大紀元日本10月25日】ニューヨークで毎年恒例のハロウィーン・パレードが、10月31日(火)に開催されます。ニューヨークで一番トレンディーで若者に人気のあるマンハッタンの下町(ビレッジ)を中心にして行なわれます。このパレードは、今年で33回目を迎えます。今年もダウンタウンの六番街スプリング通りから始まり、23丁目までの行進予定です。午後7時から午後10時30分まで、大勢の人で賑わいます。主な参加者達は、目を引く巨大なパペット(操り人形)などを携えたアーティスト達、40組以上の音楽バンドやダンサー(踊り手達)が参加しますが、基本的には誰でも参加できます。

ちょっと面白い帽子やめがね、顔に赤や青のワンポイントのペイントだけで、軽いのりでパレードに参加する人達も大勢います。10月に入るとコスチューム専門のお店が混みだし、ドラキュラやお姫様のドレスを子供ばかりではなく、大人達も買ってゆきます。やはり目を引くのは、男性が女装するドラッグ・クイーン達(主にゲイの人達をさす)で、ここぞとばかりに、美しく?着飾り参加して、皆を楽しませてくれます。

忍者や侍などの日本的なものも意外と人気があり、西洋のお化け、骸骨や魔女は定番です。お相撲さんや豚の綿入れを着て参加する人達もいて、思わず笑ってしまうような、ユーモアたっぷりの出し物もたくさんあります。ハロウィーンの当日は、普通の職場やレストラン、銀行まで何らかのワンポイントのリボンやヘアーバンドで、皆の目を楽しませてくれます。また、このパレードはテレビでも生放送され、家庭でも楽しめます。

今でもアメリカの郊外では子供達が、バケツを持って“トリック・オア・トリート(trick or treat)”といいながら、各家々を回ってお菓子をもらいます。アメリカの一般家庭などでよく見られるハロウィーン特有の飾りつけは、くり貫いたパンプキン(西洋かぼちゃ)の中にロウソクを立てたりすることです。とうもろこしや紅葉した葉っぱなどで玄関や家の中を飾りつけたりもします。デザートのパンプキン・パイに生クリームをのせて食べるのが、その日の楽しみ方です。アメリカでも唯一の夜のパレードですが、冬になる前のこの時期、子供達だけではなく、大人も一緒に楽しみます。

参考ウェブサイト:http://www.halloween-nyc.com/index.php

(NY記者=山崎)