オバマ元米大統領とマムダニNY市長が公の場で初会談

2026/04/20 更新: 2026/04/20

米ニューヨーク市のマムダニ市長とオバマ元大統領が18日、初めて公の場で会談し、民主党を代表する世代の異なる政治家の交流が実現した。

両氏はニューヨーク市内の保育施設に姿を見せ、生後6週間~5歳までのすべての子どもに無償でサービスを提供する「普遍的保育制度」の導入など社会保障の拡充を掲げ、労働者層の支援に力を入れてきたマムダニ市長の政策に焦点を当てた。

ニューヨークのサウスブロンクスにある「ラーニング・スルー・プレイ・プリKセンター」では、オバマ氏とマムダニ市長が子どもたちとともに童謡「Wheels on the Bus」を歌い、絵本「Alone and Together」の読み聞かせを行った。

オバマ氏は同日、X(旧ツイッター)に「ニューヨークで最もかわいい子どもたちと素晴らしい時間を過ごした。市長のおかげで得意の『Wheels on the Bus』を披露する機会にもなった」と投稿した。

一方、マムダニ市長も「本日、オバマ大統領とともに、サウスブロンクスの保育施設で幼児たちに読み聞かせを行った。歌を交えながら、この街の未来像、すなわちすべての子どもが最良のスタートを切れる都市について議論した」と発信した。

今回の会談は、マムダニ市長が就任100日を迎えてから約1週間後に行われた。

マムダニ市長は選挙戦において、家計負担の軽減策として「保育の無償化」を公約に掲げていた。陣営のウェブサイトでは「家賃に次いで大きな負担が保育費であり、これが子育て世帯の市外流出を招いている。特に母親に重い負担がのしかかり、有償の仕事を辞めて無償の育児を担うケースも多い」と指摘している。

そのうえで、「生後6週間から5歳までのすべての子どもに無償保育を提供し、質の高いプログラムを保証する。また、保育従事者の賃金を公立学校教師と同等水準に引き上げる」とし、幼児教育の充実と家計支援、地域定着の促進を目指すとしている。

同政策の実施には約60億ドル(9000億円前後)の費用が見込まれている。

また、マムダニ市長とニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事は、保育無償化の第1段階として、今秋から支援が必要な4地域で2歳児向けの無料保育枠を開始すると発表した。

初期段階では、マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズの各地区で計2000人分の無償枠を提供し、家庭の負担なしで保育サービスを利用できるようにする。プログラムは9月に開始され、今後数年で段階的に拡大される予定だ。

最終的には2027年までに約1万2000人の子どもを対象とし、市内すべての2歳児にサービスを行き渡らせることを目標としている。

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