結婚5年目は離婚の危機=独リサーチ会社が報告

【大紀元日本11月17日】過去の一般的認識では、新婚夫婦に危機が訪れるのは、少なくとも7年目に入ってからとされてきた。しかし、最近の研究報告によると、多くの夫婦は早くも5年目にして危機を感じるという。英紙「インディペンデント」が研究者の話を引用し報道した。

米国、ロシア、スカンジナビア半島の研究員らが、夫婦関係の持続期間を調査したところ、多くの夫婦は結婚4年目を過ぎた頃にお互い嫌気が差すようになり、5年目を目前にして離婚の危機のピークを迎えるという。新婚夫婦の「ハネムーン期間」は、5年と持たず、離婚は5年目から10年目に最も多く発生しているという。

また、もし夫婦が、この危機を乗り越えることができれば、生涯を添い遂げる仲になる確率が高いという。夫婦に金銭的な余裕ができるにつれて、離婚による代償が大きくなり、それが結婚を維持することに繋がるのだという。

独リサーチ団体・マックスプランク学会(Max Planck Institute)の研究員、アイジャ・ジャジリオニー(Aiva Jasilioniene)氏は、離婚の危機が最も高いのはキャリア・アップや子育てなど多くの経験を積む初めの10年間であると述べ、その時期を乗り越えれば「夫婦は問題解決の能力を身につけるようになる」。 

また報告では、早婚のカップルや都市部で生活する夫婦も離婚に陥りやすく、晩婚のカップルは比較的安定した結婚生活を送るという。

(翻訳・坂本/編集・田中)