【文化論エッセイ】名花十二客

【大紀元日本3月4日】宋の画家であった張景修が、12の名花に喩えて12種の客にあてはめたものに「名花十二客」というものがある。具体的には、このようなものだ。牡丹は貴客 、梅は清客、菊は寿客、瑞香(沈丁花)は佳客、丁香は素客、蘭は幽客、蓮は静客、茶靡(どび)は雅客、桂は仙客、薔薇は野客、茉莉は遠客、芍薬は近客、というものだ。

現代はとかく客となる相手の財布の大きさであるとか、名声とかいったことに目がいきがちであるが、宋代の人はこのように多角的に客人を観ていたのかとその度量の大きさにまず驚かされる。では、その意味するところは、簡単に言ってどのようなものだろうか?

「貴客」、これは読んで字の如しであろう。名声や財力に秀でた人だ。現代人が最も注目するところだ。「清客」、これは道徳的に道義が明確な人ではなかろうか?もしくは学問に秀でて世の中や将来が見通せる人だ。現代のように先端テクノロジーで道徳が混迷しているような時代には、是非客として招いて、差し向かいで茶菓子でも勧めたい人だ。

▶ 続きを読む
関連記事
恋煩いで半年も食べられなくなった女性。名医が見抜いたのは、体の病ではなく「考えすぎ」でした。心と胃腸をつなぐ中医学の知恵をご紹介
肌のくすみ、抜け毛、疲れやすさは「気血不足」のサインかもしれません。中医学の視点から、食事・睡眠・運動で内側の活力を整える方法を紹介します
森を歩いたり、緑を眺めたりすると、なぜか心が落ち着く――その感覚には、科学的な理由がありました。自然に触れることで脳のストレス回路や注意力に起こる変化とは?わずかな時間でも得られる意外な効果と、日常に取り入れる方法に迫ります。
ハーブは飾りではなく、栄養豊かな「食材」にもなります。ペルシャ料理に学ぶ、抗酸化物質とポリフェノールを毎日の食事で増やす工夫を紹介します
小さなランタナは、互いに争わず、それぞれの時に咲く。人と比べず、自分の色と出番を信じて生きることの美しさを見つめます