米研究:幸せだと感じる人は新聞を好む、そうでない人はテレビを好む

【大紀元日本11月21日】ある最新研究報告によると、自分が不幸せだと感じる人は幸せだと感じる人よりテレビに費やす時間がより多いという。一方、自分が幸せだと感じる人は読書および社交活動により多くの時間を費やしていることが調査で分かった。

米マリラン大学が行なったこの研究は約3万人を調査の対象にして報告を纏めた。研究によると、自分が幸せでないと感じる人はテレビを見る時間は、自分が幸せだと感じる人より20%も多い。一方、自分が幸せだと感じている人は、より社交的で、選挙にも積極的に関与し、新聞をよく読むという。

調査によると、テレビを見ると一時的な楽しさが与えられるが、長期的視点からすると、人の感じ方を根本的に変えることはできないという。

同調査の責任者でマリラン大学の社会学者ジョン・P・ロビンソン氏は、長期的視点から見る場合、社交活動および新聞を読むことは、人に与える楽しさはテレビを見ることより遥かに大きいと示した。ロビンソン氏は「テレビを見ることは受動的で消極的なやり方で、人は一時的に現実から逃避できる。しかし、データによると、その一時的な楽しさは長期にわたる不愉快を代償とするものだという」と説明した。

この研究は12月の「Social Indicators Research(社会的指標リサーチ)」誌に掲載される。研究の中で、世界的金融危機が悪化し続ければ、失業する人が増え、やがてテレビを見る人も増えると示した。

また、研究では、幸せだと感じない人々は比較的暇な時間が多く、51%の人は何かをして時間潰しが必要だと示した。一方、幸せだと感じる人は時間潰しが必要だと考える人は19%である。実際、テレビを見ることがもっとも簡単な時間潰し方法だ。何故なら、女性は化粧する必要はなく、家を出る必要もなく、何の計画もいらない、お金も使わない、そして、お伴もいらないからだ。

(記者・肖甜、翻訳編集・豊山)