上海直訴者ら、打倒中共を高らかに叫ぶ

【大紀元日本12月6日】上海直訴者の英雄、毛恒鳳さん、杜陽明さん、田宝成さんらはこのほど、次々と解放され自由の身となった。上海の百人近い直訴者の代表は彼らのために歓迎会を開いた。皆、彼らの生還に誇りとよろこびを噛みしめた。この三人は出所後、彼らが中国共産党政権下の刑務所で受けた残虐な体刑の苦しみや、死ぬほどの悲惨な体験を外部に告発した。

12月1日、上海・直訴者らおよそ150人が上海谷泉レストランで杜陽明さん、田宝成さんの無事を祝った。2日前に出所している毛恒鳳さんも迎え、すでにこの世を去った英雄・陳小明さんを偲んだ。声をそろえて高らかに歌い、直訴者たちは気分が高揚し、ある人が自ら率先して「家を返せ!財産を返せ!民主の自由を!中共のファシズム独裁反対!中共の酷刑反対!共産党を打倒せよ!」を叫んだ。

毛さんは、元は石鹸工場の作業員だったが、1988年2人目の子供の堕胎を拒否したため工場側から除名を言い渡された。その後20年近く中国共産党が実施している“産児制限”反対に尽力し、この為に彼女は10年以上にわたる直訴を始めたのであった。彼女は上海当局により3度、精神病院に強制入院させられ、3度拘留されており、さらに1年半の労働教育を強いられた。2007年1月12日、当局により再び2年6月の非法判決を下され、今年11月29日に解放された。

当局の不当な判決に抗議し、毛さんは服役期間中も無実を主張し続け、何度も絶食した。また、囚人服を着ることを拒否して半年もの間、裸でいた。獄中で1年以上もの間、3度、計50点xun_ネ上も各種の懲罰を受け、刑務所病院に強制的に送られ、20点xun_ネ上連続でベッドの上に縛りつけられた。病院で体に有害な、正体不明の薬物を大量に使用され健康に大きな問題が残った。

毛恒鳳さんの出所を出迎える(大紀元)

今年65歳の杜陽明さんは、当局に強制立ち退きを強行されたため、長い間直訴を続けていた。3度逮捕されたうえ、1年半の労働教育を受けさせられた。2006年6月2日、上海で6カ国首脳会議が開かれる前、自宅で当局に拘束され、同年12月18日、上海市閘北区裁判所に“尋釁滋事罪(難癖をつけ騒動を起こした罪)”で懲役2年6月の判決を下された。刑務所では医師による治療を受けられず、体調が悪化し、後に上海南漚(おう)刑務所に移された。

上海・直訴者の田宝成さん、張翠平さん夫妻は上海市閘北区の最もにぎわう地区に住居兼店舗を構えていたが強制立ち退きさせられた後、直訴をしたため2人とも2度逮捕されている。2006年6月2日の6カ国首脳会議の前日、張さんは4度目の北京での直訴では、妨害され上海に強制送還された。張さんは7月8日、再び1年半の労働教育を科せられた。田さんも当局に懲役2年半を言い渡され上海青浦刑務所で服役することになった。

杜陽明さん、田宝成さんは罪を認めず囚人服の着用も拒否したため、刑務所で非人道的な体刑に苦しめられ、杜さんは3度も自殺を図った。

これら多くの直訴者は長い間立ち退きに対し直訴しており、自分の権利が戻ることを求め10年以上直訴し続けている。しかし、問題は解決せず最も基本的な生存権まで奪われている。彼らの中には殴られ、拘束され、懲役を科せられ、またある者は殴り殺されたり、憤死したり、寃罪で殺され、またある者は絶食、飛び降り、静脈を切り自殺するまで追い詰められ、ある者は帰る家を失い、ある者は家庭が崩壊するなどしている。

歓迎会終了後、上海・直訴者らは写真撮影を行い、この歴史的シーンを写真により記録した。そして法律により共通の権利保護を最後まで続けるため互いに励まし合った。



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上海の著名な直訴英雄・毛恒鳳さんは皆のために歌った。歌詞は皆の心を鼓舞し、その場にいた一同は高揚し共に歌った。最後には全員が「打倒共産党!共産党はテロだ!共産党は殺人虐待狂だ!」と叫んだ。(youmakerより)



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上海直訴者らは杜陽明さん、田宝成さんの出所を出迎えた。ある人が自ら率先して「家を返せ!財産を返せ!民主の自由を!中共のファシズム独裁反対!中共の酷刑反対!」と叫んだ(youmakerより)



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2008年11月29日、上海では百人近い直訴者が著名な直訴英雄・毛恒鳳さんのじ自由獲得を歓迎し、共にその平安、さらには勝利の帰還を祝った(youmakerより)

(記者・古清児、翻訳・坂本)
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