神韻日本公演開幕、満場の拍手喝采

【大紀元日本2月11日】待望の神韻国際芸術団東京公演が11日午後、東京・世田谷区の人見記念講堂で幕を開けた。観客は、美しい乙女の優美な舞、青年の力強い勇舞に酔いしれ、一糸乱れぬ群舞、声量ある歌声など、リズミカルな舞台進行に惜しみない賞賛の拍手が送られた。

東京公演は今年で三年目を迎え、毎年旧正月の時期に行われることから、公演を心待ちにしている人々が多い。

神戸から駆けつけた男性(37)は、06年の日本初公演以来、毎年欠かさず鑑賞しており、今回も最寄りの大阪・梅田会場か、名古屋で鑑賞するつもりだったが、都合がつかず、東京まで足を伸ばしたという。

そこまで惹きつける神韻の魅力とは何か。神戸の男性によると、最初のオープニングにあるという。冒頭の演目は『五千年文化の開創』は、中国古代の文化は天上から伝えられたものであること示している。また、人類の道徳は、神から伝えられた文化が保たれているかどうかにかかっており、現代社会の道徳の滑落も、神伝文化の喪失が原因とするのが神韻の基調である。

「最初に天上から光が差し込む瞬間が、忘れられないのです。我々の根源的な天上への回帰が行われるべきことへの示唆です」と男性は話し、この公演を見るたびに心が洗われる思いであるという。

中国の事情に詳しい、文筆業の男性は、「踊りや歌、舞台の進行など、すべてが高いレベルであり、技巧にとらわれない自然な演出は、北京五輪の開会式などで行われたものよりはるかにすばらしい」と絶賛した。

オペラに詳しい男性は、踊りの動きがスムーズであり、衣装の美しさが音楽と舞踊に絶妙なマッチングを見せていると驚きを示した。

過去に鑑賞したことのある観客は、これまでにも増して群舞の美しさに魅了されたが、演舞者一人ひとりの個性的な踊りにも注目している。女性メインダンサー周暁さんの踊りに心惹かれ、サインがほしいという男性の観客もいたほどだ。

会場のロビーは、公演終了後も感動を分かち合い、その余韻に浸る観客であふれていた。

※神韻国際芸術団日本公演は、東京公演を皮切りに18日まで、名古屋、広島、大阪で計7公演を行う。詳しくは日本公演公式HPをご覧ください。

(記者・佐藤)