台湾人の香港入国拒否訴訟案最終審理、中国当局の裏ブラックリスト浮上
【大紀元日本3月18日】台湾の法輪功学習者が香港入国の際に、大量に強制送還された問題に関する訴訟案は3月17日、香港の最高裁で審理された。本案の審理はこれで最終段階に入った。原告である香港と台湾の法輪功学習者は、事件の背後に台湾の法輪功学習者の名前を記載した中国当局の「ブラックリスト」が存在していると指摘、それを立証できる新たな証拠を入手したと公表した。
原告らは法廷審理当日の午前中に、デモ行進して香港最高裁前に集まり、平和的な抗議活動を行った。
香港特別行政区政府は03年2月、合法な香港入国ビザを所持した大量の台湾法輪功学習者の入国を拒否した。同年4月、これらの法輪功学習者は香港入国管理局のトップに対し、司法再審の告訴を提出した。本件の審理を行う香港最高裁は4年後の07年3月、原告の告訴を却下したが、原告はそれを不服とし、同年4月に上訴した。幾度かの法廷審理を経て、今年3月10日から13日までの4日間で、本案に関する最終審理を行うことが決められていた。
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