【草木染めの植物】槐(エンジュ)
【大紀元日本8月3日】中国原産で、古く日本に薬木として伝来し、街路樹としても栽培されているマメ科の落葉高木。7月頃、複総状花序を出して淡黄白色の多数の蝶形花をつけます。花もしくは蕾を槐花(かいか)、成熟果実は槐角(かいかく)といいます。両方の乾燥物は重要な生薬です。なお同属のイヌエンジュには薬効は期待できません。染料として利用されるのは、花または蕾です。
【薬用効果】槐花は肝、大腸に働き止血作用があり、血便や痔出血に有効です。また、目の充血やイライラにも使用します。一日量は乾燥物6~15gを煎服します。止血には外用でも使用されます。槐角も同様に効果があり、毛細血管の強化作用があるルチンの抽出原料としても知られています。
【染色用】中国では古くから黄色を染める代表的な染料でしたが、日本では使用されていませんでした。花または蕾を煮出して染液とし、煮染します。アルミまたは錫媒染で鮮やかな黄色、鉄媒染で茶色みをおびた黄緑色が染まります。
関連記事
毎日の食事で、心臓と血管をやさしく守れたら――。そばとサンザシを使った中医学のお粥が、脳卒中予防にどう役立つのかを解説。体質別の注意点や警告サインまで、実践に役立つ知恵を紹介します。
骨の中からマイクロプラスチックが検出――見えない汚染が老化や骨の弱化を招く可能性も。最新研究の内容と、今日からできる具体的な対策をわかりやすく解説します。
「子犬だから口臭は当たり前」と思っていませんか?実は歯周病のサインかもしれません。放置すると全身の健康にも影響が。見逃しがちな症状と、今日からできる予防ケアを解説します。
ただの雑草と思っていませんか?タンポポは食卓を彩り、肝臓や腸を助け、抗炎症・抗がん研究も進む実力派ハーブ。身近な黄色い花の意外な歴史と効能、上手な取り入れ方を紹介します。
「楽で便利」が当たり前の時代に、私たちは何を手放しているのか。忍耐や成長、深い満足感――失われがちな大切な力を見つめ直す一篇。心地よさに流されがちな日常に、静かな問いを投げかけます。