【大紀元日本8月8日】火星探索機(MRO)が高解像度カメラで捉えた映像の中に、遺跡のような一枚岩(モノリス)が写っていたことから、「映画『2001年宇宙の旅』に登場するモノリスに似ている」「人工的に作られたものだ」と話題になり、世界の宇宙ファンが高い関心を寄せている。英「デイリー・メール」ネット版が6日伝えた。
このモノリスは昨年7月、265キロ離れた上空から、MROに搭載されている高解像度カメラ「HiRISE」によって撮影された写真に写っていたもので「ルナー・エクスプローラー・イタリア」などのサイト上で先週公開されてから、火星生命の有無についての議論が再燃した。
一方、HiRISEの写真を公開した米アリゾナ大学の科学者らは、一枚岩について「単なる5メートルくらいの巨石」と分析し、「柱とか構造体とするのは、無理な話」「岩石層から抜け落ちたもので、たまたま長方形になっただけ」と話す。
米国「アポロ11号」で二番目に月に足を踏み入れたエドウィン・オルドリン氏は先週、米ケーブルテレビで「火星の衛星フォボスにもこれに似た巨石があるね」とコメントした。オルドリン氏が、「誰がこの巨石を置いたか、なんて尋ねる人が出てくるけど、宇宙、もっと明確に表現したければ、神様が置いたわけだよ」と話したことから、この巨石の謎は、更にオカルトファンの間で広まっている。
(翻訳編集・田中)
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