新型インフルの変異ウイルス、香港でも発見

【大紀元日本11月24日】香港衛生署は23日、香港でH1N1型インフルエンザの変異ウイルスを発見したと伝えた。先日ノルウェーで発見された変異ウイルスと同じものであるという。

衛生署スポークスマンによると、このウイルスは1歳の男児のサンプルから検出されたもの。男児は7月22日にインフル症状が現れ、検査により男児の呼吸道サンプルはH1N1ウイルスに陽性反応があった。男児は7月25日、プリンス・オブ・ウェールズ病院に入院し、同月28日に退院した。現在完全に回復しており、家族にも伝染していない。

同署監督系統は123個のH1N1型インフルのDNA配列に対する研究を行い、男児のサンプルがノルウェーで流行している変異ウイルスと同じであることを発見した。同ウイルスは、タミフルやレレンザに対し、抗薬性は現れていないという。

スポークスマンは、WHO組織資料によるとブラジル、中国、日本、メキシコ、ウクライナや米国でも同様の変異ウイルスが発見されていると説明した。

また、WHOの研究によると、現在の新型インフルに対処するワクチンは、変異ウイルスに対して有効であるという。

これらの変異したウイルスが今後H1N1型感染例の増加、または死者の増加を引き起こすという証拠はまた発見されていないが、WHOは世界のインフルウイルスを密接に観察するとスポークスマンは強調した。

(翻訳・坂本)
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