【大紀元日本3月19日】中国伝統文化の壮大な舞台「神韻」。中国の古典舞踊・民族舞踊から、中国の神話や伝説に基づく舞踊劇、切ない音色で聞く人を魅了する伝統楽器・二胡の演奏、さらに、深みのある独唱に東洋と西洋の調和したオーケストラまで、神韻の舞台はこれらのすべてを凝縮させ、観る人々に大きな感動を残した。
「美しい心から生まれた素晴らしい芸術だ」。このように舞台鑑賞後の感動を語ったのは、中村学園大学(福岡市)学長で解剖学教授の藤本淳さんだった。
15日夜、夫人とともに神韻福岡公演を鑑賞に訪れた藤本さんは、同学園創立者の「形は心の現れ」という言葉を引用して、「『形は心の現れ』というのがあるが、今日はそれをひしひしと感じた。形が美しい、それは踊る方々の心が美しいからです。心が美しい故に、このような素晴らしい芸術が生まれるのだと感じました」と感想を語った。
舞台芸術家たちは舞台で自然に溢れ出た内面の美を表現する。それを感じ取り、深く感銘を覚えた藤本さんはさらに、芸術の深層にある普遍性についても話した。
「真の芸術には『伝統』という奥深い普遍性があり、それを極めた人がその上に自分の『個性』を生み出し、そして、その『伝統』と『個性』がさらに素晴らしい芸術を織りなしていく。今日の舞台は正にそのような物でした」と中国伝統文化の表現に共感した藤本さんは神韻のステージを称えた。
一緒に会場に訪れた夫人はダンサーの踊りに感動し、「全体の動きの1つ1つが非常に美しく、そこに流れる豊かな人間性も感じられました。きっと日頃の厳しい訓練の賜物でしょう」と話した。
「今日は本当に素晴らしい経験をさせて頂いた。このような素晴らしい芸術が中国で生まれ、そしてニューヨークで生き続けていることに非常に感銘を受けました」と藤本さんは最後まで感動を隠せない様子で語った。
日本で大きな感動を呼んだ神韻ニューヨーク芸術団は、今日から4月27日まで、1ヶ月以上に亘って台湾公演を行う予定となっている。
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