幸せは「U字型」 50代から再び=米34万人調査結果

【大紀元日本5月21日】17日付の『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に掲載された論文によると、人々の「幸福度(well-being)」は「U字型」を示し、男女とも、全体的な生活の充足感は50歳代前半まで下降するものの、そこから再び上昇するという。

この調査研究は、ニューヨーク州立大学ストーニブルック校によるもので、18歳から85歳まで、ランダムに選出された34万人を対象に電話インタビューを行い、「ストレス」「心配」「幸せ(happiness)」などといった普段の生活で感じる要素について評価してもらった。

収集したデータサンプルを分析した結果、「幸せ」や「楽しさ」は50代前半で底をつき、その後再び上昇する。「ストレス」や「心配」は、18歳~25歳の間に急上昇し、その後「ストレス」は年齢が上がるとともに下降線をたどり、50歳代半ばで急減するが、「心配」は40歳代後半まで横ばいで、その後緩やかに減少する。「怒り」は30歳代でピークを迎え、年齢とともに下降しているという。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。