【中国のことわざ】 倒履相迎

【大紀元日本6月2日】日本にもファンが多い三国志。蔡邕(さいよう)、王粲(おうさん)の名を知る人も多いかもしれない。二人とも当時の一流の文人である。

 蔡邕は後漢の文学者で、書家であった。彼は友達を作るのが好きで、家はいつも訪れた客でにぎわっていた。そして、彼が最も敬服していたのは詩人の王粲であった。

 ある日、王粲が蔡邕の家を訪ねた。家人がそれを伝えると、蔡邕は慌てて迎えに出たため、靴を逆に履いてしまった(倒履迎)。客たちは蔡邕のあわてぶりに誰が来たのかと注目していたが、なんと玄関先にいたのはほんの15、6歳の子供だった。蔡邕は客たちに、「自分の才能と学問は王粲に及ばず。家にある蔵書はすべて彼に贈りたい」と語ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。