「朝鮮戦争を起こしたのはソ連と北朝鮮」 中国紙、異例報道 米国侵略論転換
【大紀元日本6月19日】中国紙「環球時報」の英語版「グローバル・タイムズ」は16日と17日の2回にわたって、60年前の朝鮮戦争勃発の原因と一部始終を分析するインタビュー記事を掲載した。同戦争はスターリンの謀略のもとで、金日成が起こし、毛沢東を巻き込んだという見解を示した。
これまで、朝鮮戦争は「帝国主義」の米国とそれに結びついた韓国が北朝鮮に侵略して引き起こした、と中国は宣伝してきた。朝鮮戦争の原因はソ連と北朝鮮にあるとの報道は、中国メディアでは極めて異例の論調である。
インタビューに答えたのは、中国ソ連問題専門家で、華東師範大学の沈志華(シェン・ジホア)教授。沈教授は、旧ソ連崩壊後に公開された機密文書を基に朝鮮戦争が起きた原因を研究してきた学者として知られ、著書に『毛沢東、スターリンと朝鮮戦争』がある。
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