来年、中国で数千万人失業か=中国投資銀行報告書

【大紀元日本6月19日】中国最大の投資銀行、中国国際金融公司(CICC)は、16日発表した経済報告書で、中国は来年、深刻な失業問題に直面する可能性を示した。4兆元(約54兆円)規模の政府景気対策の終了や製造業の賃上げなどが、失業問題を生み出す原因として挙げられた。

「国家発展改革委員会」の公表によれば、政府の4兆元の経済刺激政策が導いた各プロジェクトは、560万人分の長期雇用と約5千万人分の短期雇用を生み出した。CICCのエコノミストが取引先に提出した報告書で、「各プロジェクトの終了に伴い、短期雇用の数千万人が職を失う」と指摘した。

そのほか、最近の製造業の賃上げや全国各地での最低基本給の引き上げにより、企業の求人は一層慎重になる、と同報告書は分析する。

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