「人民日報」チベット語版創刊1周年 中央宣伝部「寺院まで覆い尽くせ」
【大紀元日本8月24日】昨年8月に創刊された「人民日報」チベット語版の1周年の節目に、国内のメディアを統制する中共中央宣伝部は18日、同紙に対し、寺院を含めてチベットの隅々にまで浸透させなければならないなどの指示を出したもよう。
中国国内の「中国新聞出版ネット」19日の関連報道によると、中央宣伝部のトップ劉雲山氏は、人民日報チベット語版に対して出した指令で、「中央の精神を宣伝する重要な陣地として発展させ、チベット輿論宣伝の最前線を占有せよ」と命じたほか、発行範囲をさらに拡大し、居住地、学校、企業、村と寺院まで、「チベットの隅々を覆い尽くす」よう指示を出したという。
人民日報チベット語版は、人民日報とチベット日報が共同で創刊し、国内では少数民族の言語で発行される初の中国政府の機関紙である。その目標は、「輿論宣伝の最前線を占有し、チベットの輿論戦争の主導権を握る」こととされている。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。