【漢方の世界】汗(二)―汗は「治療八法」の王様

【大紀元日本9月14日】本日は「汗」をテーマにした2回目。前回は、漢方でとらえた病的な汗を紹介した。起きている時にかく汗の「自汗」と、眠ってからかく汗の「盗汗」の2種類である。今回取り上げるのは、汗を使った治療法だ。

その前に、「治療八法」について触れてみよう。この「治療八法」とは、まさに文字通り病気治療に使われる8つの方法で、「汗、吐、下、和、温、清、消、補」のこと。このうち「汗、吐、下」は、「発汗法、催吐法、瀉下法」を指す。これらは体内の邪気を除く方法として、「三大宝」と称されるほど重んじられている。

では、どのような時に発汗法を使って治療するのだろうか。それは、概ね風邪をひいたときである。「寒」または「風」に当たって体が冷えた時、汗を掻いて体内の寒気を追い出すのである。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日見ている舌に、体からの重要なサインが隠れているかもしれません。色や形、舌苔から読み解く中医学の知恵と、現代研究が示す健康との関係をわかりやすく解説。
えのきは肺を潤し、鮭は脾と腎を補う。きのこで腸を整え、体の土台を支える冬の免疫養生レシピを紹介します。
冬は体がエネルギーを蓄える季節。肉を食べすぎて胃腸が疲れやすい今、酸味と甘味で肝と胃腸を整える「酢豚」が、消化不良やだるさの予防に役立ちます。
肺が弱りやすく、肝の高ぶりも出やすい季節。ほうれん草やもやし、肉を組み合わせた韓国式ビビンバで、気血の巡りを整え、体を内側からやさしく立て直します。
焼きみかんは、果肉の潤いと皮の温める力を合わせ、肺をやさしく整える伝統の食養生。のどの乾きや痰、長引く咳を和らげ、冬の体調管理に役立ちます。