中国若年層、募る政府への不信感

【大紀元日本9月23日】ある晩20代の女性が母親と北京の自宅でテレビのニュースを見ていた。内容は、中国共産党衛生部のスポークスマンが有害粉ミルクにより女の乳児に性早熟が引き起されたことを否認し、政府の行った実験により粉ミルクの安全性を信用させようとするものだった。

母親はニュースを見た後、「これで本当にほっとしたわね」と話したが、娘は全く逆の態度を示し、「政府が安全だと発言するのは、実はその粉ミルクは危険だという証明なんだよ」と言ったという。

この親子のやりとりは米紙クリスチャン・サイエンス・モニターで報じられたものである。同記事によると、北京天則経済研究所(Unirule Institute of Economics)の最新調査を引用し、25歳以下の中国人は政府への懐疑を示しており、不信感は上の年齢層よりも高いことが明らかとなった。

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