【漢方の世界】カルテ(十五)―舌で分かったトラウマ

【大紀元日本10月12日】「舌を巻く」「舌が回る」「舌鼓を打つ」など、舌にまつわる言葉は豊富だ。舌が我々にとって実に身近だからであろう。では、「舌を見て、心(こころ)の病を言い当てた医者がいる」と聞いたらどうか。なんとも不思議な話だが、これは紛れもない事実なのである。

今回のカルテのテーマは、ずばり「舌」。主人公は、舌に真っ直ぐな裂け目があった。漢方医はこの裂け目を見た後、患者にこう告げた。「長年、心が晴れなかったことでしょう」

この診断に患者は驚きを隠せなかった。彼の両親は、彼が幼いころに離婚していたのだ。これがずっと彼のトラウマになっていた。「もうその心の重荷は捨てなさい」との医者のアドバイスを受け、ようやく彼の心は癒されたのである。

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