40万年前の古代象ステゴドンの化石発見=貴州省

【大紀元日本11月24日】先日、貴州省で修繕中の家屋の下から大型哺乳類の古代象の化石が発見された。

金黔オンラインによると、化石発見の知らせを受けた貴州省文物考古所が専門家を派遣し調査を行ったという。これらの化石はおよそ40万年前の大型古代象ステゴドンの化石で、初歩鑑定でステゴドンの歯や下あご部分と鑑定された。

また、化石が発見された場所は保存に適した良好な地質条件を備えていることから、完全なステゴドンの化石が発掘される可能性があると専門家はみており、発掘作業が急ピッチで進められている。

ステゴドンは第3紀鮮新世末から第4紀更新世に生息した古代象目とされる。古代象の化石は主にアジアやアフリカで発見されており、これまでに発見された最大の化石は体長9メートル、高さ4.5メートル、体重は推定数十トン。主に草食で、1日に10トンから20トン食べていたと推測されている。中国で今までに発見された古代象の化石は8種類。多くが東洋象(Stegodon orientalis)である。

(翻訳編集・市村)