何清漣:世界の中国語メディアの政治構図
【大紀元日本2月23日】ここ2日間でもっとも驚いたニュースは、米国VOAの中国語ラジオ報道が停止されるかもしれないということです。中国当局が国際社会での声を強めるために、巨額の資金を投じて「対外宣伝の大計画」を推進している最中に、この動きがあったため、「中国人権」(本部・ニューヨーク)でのある研究プロジェクトを紹介する必要性を感じました。いまの世界各地の中国語メディアの政治的構図を人々に伝えなければならないのです。
中国当局はこれまでずっと次のような認識を持っていました。「国際社会での発言権の分配は非常に不均衡である。80%の情報が欧米メディアに独占されている」。中国当局は改革開放で経済力を築いてから、出資や直接投資などの形で中国語メディアや中国語学校を作りはじめ、各種の華僑団体の結成をも促し、これらをイデオロギー宣伝の主要道具として駆使しています。しかも、中国当局はこの三者を「三つの宝」と称して、3年前から、「対外宣伝の大計画」を大々的かつ全面的に推進しはじめました。同計画は中国語、英語(他の言語をも含む)の2大部分に分けられ、潤沢な資金を後ろ盾に着実に進められています。
香港と台湾の中国語メディアは非常に多くて、中国当局は異なる方式で支配を試みています。ここでは、香港・台湾以外の海外の中国語メディアに対する中国当局のコントロールの手法を紹介します。
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