決死の放水 東京消防庁 一時は放射線量ゼロに

【大紀元日本3月20日】東京電力福島第一原発の使用済み核燃料プールに向け放水作業を行った東京消防庁のハイパーレスキュー隊第一陣が19日夜帰庁し、メンバーの3人が記者会見した。決死の放水作業の結果、一時放射線量はゼロに近くなり、冷却効果のほか、放射性物質の飛散を抑制するという成果をもたらした。

東京消防庁隊員らと同原発周辺で放射線量を観測していた東電社員によると、放水作業を続けた結果、放射線濃度がゼロに近い数値を示したという。

会見によると東京消防庁は、11日の地震発生時の時点で原発災害を想定しており、12日にはどのような戦術で対応するかを検討していた。16日にはすでに、放射性物質を避け、シンプルでリスクの少ない作業が出来るかを実験していたという。政府は17日、消防庁に出動命令を出した。

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