人生の醍醐味

【大紀元日本3月24日】普段は人に親切で、けっこう才能もあるが、最大の欠点を持つ男性がいた。その欠点とは、よく不平をこぼすことだった。彼はチャンスをつかんでも、絶えず不満を口にした。担当者の処理が不公平であるとか、会社の資源の分配が気に入らないとか、何かと文句をつけ、さまざまな社会現象について批判した。彼の同僚や友人は、みな彼の愚痴を聞くことにうんざりした。そのうち男性は孤立するようになり、世の中に対して怒りと憎しみを抱くようになった。

ある日、男性は胸いっぱいの恨みと憤りを、ずっと自分に関心を寄せてくれていた恩師に伝えた。恩師は彼の話を聞き終えると、「日曜日、うちに食事に来なさい」と彼を誘った。

日曜日になり、男性は恩師の自宅を訪ねた。恩師はちょうどキッチンで料理を作っていた。男性がテーブルの上を見ると、大きな鍋にスープが入っている。その脇には、一箱分の塩とスプーン、そして小さいスープのお碗が置かれていた。恩師は男性に、「塩を一さじ、小さいスープのお碗に入れてください」と要求した。

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