【大紀元日本8月20日】カナダのブリティッシュ・コロンビア州に在住するオルガ・コテルコ(Olga Kotelko)さんは今年で92歳になる。2009年にコテルコさんが90歳だった時、フィンランドで開催された「世界高齢者室外陸上競技大会」で優秀な成績を収め、かつての競技と合わせて23種類の世界記録を獲得した。競技大会の参加者はほとんどが60歳以上の高齢者。90歳のコテルコさんの運動能力に多くの人々が驚嘆し、米ニューヨーク・タイムズ紙は「世界で最も偉大なスポーツ選手」と彼女を称賛している。
コテルコさんは丈夫な身体に恵まれ、これまでに病院を訪れたのはたったの3回。そのうちの2回は子供を出産するためで、後の1回は子宮摘出の手術を受けるためだった。「あなたは自分を何歳だと感じますか?」と尋ねると、彼女はすかさず、「「私の運動能力は50歳の時と同じだと思います」と答える。どのように体の運動能力を維持するのかと尋ねると、彼女は笑いながら暫らく考えて、「一体どうしてできるのか、正直いって自分でも分かりません。この問題は私にとっても謎です」と答えた。
多くの人は、彼女がかつてプロの運動選手だったと思っているが、実際は、彼女は77歳まで陸上競技と無縁だった。彼女は元学校の教師で、2人の娘の母親である。教員を退職した後、友達の紹介で77歳の時に陸上競技の訓練を始めた。彼女はハンガリー出身の厳しい女性コーチに師事し、基本の運動から始めた。この女性コーチは、彼女の持つ優れた運動能力を見抜き、陸上競技で自分の才能を発揮するよう彼女を励ました。彼女は厳しい指導を受けながら一生懸命に努力し、週3日をジムで過ごした結果、23種類の世界記録を獲得するまでに至ったのである。
コテルコさんは現在、200メートルと400メートルの陸上競技を訓練している。彼女の目標は、この競技を2014年まで続けること。その時、彼女は95歳になる。
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