米首都で「中国革命バレエ」26人権団体、連名抗議
【大紀元日本9月29日】アメリカの人権団体や民主活動家らは24日、米首都ワシントンで集会を行い、ジョン・F・ケネディ・センター (John F. Kennedy Center)で公演されている、中国の暴力的な革命を宣伝する舞台を停止するよう訴えた。同センターでは「中国、一国家の芸術」と称する「赤色女子軍」などの階級闘争を扇ぐ「革命バレエ」の上演が9月から10月まで計画されている。
「赤色女子軍」とは、1931年に共産党が政権を勝ち取るために海南省で設立した赤軍女子スパイ団。文化大革命の間に中共文化を国民に洗脳するために、政治色の濃い映画、京劇、バレエなどの公演でもって国内外で数々の「中共官製モデル劇」を上演してきた。活発な革命運動の収まりとともに、一時はこの種のモデル劇も姿を消したが、1992年から中国国営の中央バレエ団により再度公演案がもちだされ、特に重要な対外的宣伝イベントで上演されるようになった。
今回のケネディ・センターでの上演について、中国民主運動海外連合代表・魏京生氏は「海外を舞台とした中共主導の宣伝活動は、初めのころは通常の芸術的演出とカモフラージュして人を騙していたが、現在では、文化大革命のイデオロギーを露骨にあらわしたものを海外に輸出し、社会に浸透させようとしている」と警告した。
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