北京の大気汚染、危険水準に=米大使館の測定
【大紀元日本12月7日】北京、天津、河北、山東などの中国の北部地区ではここ数日間、重度の霧のため、航空便の遅延や欠航が相次ぎ、一部の高速道路も閉鎖されている。駐北京の米国大使館が4日に公表した大気汚染の観測データでは、直径が2.5μm以下の超微粒子PM2.5の含有量は522を記録。最高設定値の500を超え、「危険」水準に達した。一方、北京環境保護局が同日公表したデータでは「軽度」の汚染という分類だった。
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、「連日の快晴にもかかわらず、ひどく曇っている。他国なら重度の大気汚染と認定されるはずだが、中国では、北京は『軽度の汚染』と報告される」と皮肉った。
一方、駐北京の米国大使館は大気汚染の測定器を設置し、観測結果を大使館のツイッターで公表しているが、最高設定値の500が頻繁に超えている。ここ連日は、「健康に悪い」「危険」などの評価が出されて、北京市民の関心を集めている。
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