身を挺して中国人に交通ルールを教える西洋人

【大紀元日本12月21日】「ある西洋人が横断歩道で、太極拳の動作を使って運転手に歩行者優先の交通ルールを教えている」というニュースが、中国版ツイッター「微博」で、もてはやされている。

国内紙・海峡都市報によると、この西洋人はフィンランド出身で、福州市のある外国語教育機関の講師を勤めている。取材に応じたこのフィンランド人の話によると、5日間連続で中国の交通ルールを観察したところ、横断歩道でほとんどの車、特にタクシーとバスが歩行者に先を譲らないことに気づいた。

この様子にいたたまれなくなった彼は、学んだ太極拳の動作を使って運転手を徐行させるように交通整理を始めた。もし車が先に通ろうとしたら、彼は自ら路上に出て車の前に立ち、止めさせる。そして歩行者に早く道を渡らせるようにと運転手に指導する。

記事の写真を見た微博ユーザーは、「中国にはこのような人間が必要です。中国の公共規則への遵守や道徳を高めるために遠方から来ていただき、本当に感謝します」と発言した。

(編集翻訳・王知理)
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