【ぶらり散歩道】ー山形篇ー 鶴岡市立 藤沢周平記念館

【大紀元日本4月5日】駅前に有名な歌謡曲「雪の降る町を」の碑があるJR羽越本線の鶴岡駅から湯野浜温泉行のバスに乗車して約10分、「市役所前」で下車する。バス停の前には、旧庄内藩校致道館がある。市役所とは反対側角に、高山樗牛の文学碑が建っている。鶴ヶ岡城があった鶴岡公園内の庄内神社前に瀟洒な記念館が建っていた。ここが藤沢周平記念館である。建物の裏には、郷土資料館の「大宝館」の洋館が建っていた。

広いエントランスを入ると、地元産の杉をふんだんに使った館内に、ふと心が癒される心地がした。大泉学園町の自宅から庭木を移植して大谷石を敷き詰めた中庭と自宅の屋根瓦を敷いた坪庭からは、亡き作家の匂いが漂ってくるようだった。

常設展示室では、第1部のテーマ:“「藤沢文学」と鶴岡・庄内”では、ふるさとの四季と故郷を思い創作した作品の一節を映像で見ることができる。第2部のテーマ:“「藤沢文学」のすべて”では、時代小説、歴史小説、伝記小説、随筆、俳句などのジャンルごとに解説されている。最も興味深かったのは、東京から移築再現した書斎だった。作家の書斎には、それぞれ味わい深いものがあるが、藤沢の書斎には潔さが漂っているように見えた。第3部のテーマ:“「作家・藤沢周平」の軌跡”では、鶴岡の人々との交流、作家になるまでの文学活動、東京での生活に関する資料が展示されている。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。